「長年続けてきた仕事が、急に虚しく感じるようになった…」
「仕事は手慣れていて失敗もしないのに、毎朝行くのが億劫で仕方がない…」

はじめまして。四柱推命鑑定士の朱白 好里(すはく こーり)です。
トラブルがあるわけでもないのに、なぜか心がポッカリと穴が空いたように重くなる。そんな自分を「もう歳だから」「怠けているのかも」と責めていませんか?

ズバリ、言います。
あなたが怠けているわけでも、燃え尽きてしまったわけでもありません。

今日は、30年勤めた事務職に突然の虚無感を感じて鑑定室を訪れたベテラン事務員のS子さんが、四柱推命が示す「ある星の切り替わり」を知って、晴れやかな笑顔を取り戻すまでのエピソードをご紹介します。

この記事では、長く勤めた仕事に対して突然襲ってくる「虚無感」や「億劫さ」の正体を四柱推命の観点から解説します。

原因は、人生を司る10年ごとの運気(大運)の切り替わりによる「星の消化不良」です。インプットの時期が終わり、新しい自分を表現したくなっているサイン。転職しなくてもできる、心を軽くする働き方の工夫をお伝えします。

30年のキャリアと突然の虚無感

鑑定室を訪れたS子さんは、椅子に座るなり「はぁーーー」っと深くため息をつかれました。

S子さん

「30年以上、ずっと事務の仕事をしてきました。若い頃は覚えることも多くて必死でしたし、役に立っている実感もありました。でも最近は、朝起きて会社に向かうと思うだけで胸がぎゅっと重くなるんです。」

S子さん

「仕事も手慣れて失敗もしないのに、なぜか虚しくて……。毎日行くのが億劫で仕方がないんです。」

私は穏やかに頷くと、S子さんから渡された生年月日と生まれた時間を手元の命式表へと書き起こしていきました。
四つの柱に並ぶ干支と通変星を見つめ、静かに指でなぞります。

命式が語る「器の満杯」と大運の切り替わり

朱白 好里(すはく こーり)

「S子さん、まずは30年もの長きにわたり、事務というお仕事を几帳面かつ誠実に全うされてきたこと、それ自体が素晴らしい才能ですよ。」

S子さんの命式には、ルールを守り社会的な責任を果たす『正官(せいかん)』と、知識を吸収し周囲を包み込む『印綬(いんじゅ)』という星がとても綺麗に並んでいました。
まさに組織の要として、人々を陰から支える五行の『土』のような安定感を持った方です。

「そう言っていただけると救われます……でも、じゃあどうして今、こんなに辛いんでしょうか」

私は微笑み、運気の流れを示す『大運(たいうん)』のページを開きました。

人生の時期(大運) 巡っている星のテーマ 心の状態
過去の30年間 印星(学ぶ・吸収する)
官星(組織を守る・役割を果たす)
教わった通りにこなすことで充実感を得る。インプットの時期。
現在(切り替わり後) 食神・傷官(表現する・生み出す) 知識の器が満タンになり、外へアウトプットしたくなる。

インプットからアウトプットへの移行

「理由があるんです。実はここ数年で、あなたの人生を司る10年ごとの大きな運気(大運)の切り替わりが起こっています。」

これまでの30年間は「教わった通りにこなす」「組織を守る」という星がS子さんを後押ししていました。しかし今、巡ってきているのは、自分の内側にあるものを外へ生み出す『食神(しょくじん)』と『傷官(しょうかん)』という表現の星だったのです。

四柱推命において、知識や役割を蓄積する時期が過ぎると、それを自分の言葉や技術として外へアウトプットしたくなる時期が訪れます。

今のモヤモヤは、蓄えられた知識と経験という『器』が満タンになり、新しいエネルギーを外に出したがっているサインです。

今のルーティン業務では、育ちきった才能のエネルギーを使い切れず、「消化不良」を起こしていたのですね。

転職しなくてもできる「自己表現」

S子さんは目を見開き、自分の胸にそっと手を当てました。
「手慣れた仕事をただ繰り返すだけでは、自分のエネルギーが余ってしまう……だから億劫に感じていたんですね」

その通りです。だからといって、今すぐ30年のキャリアを捨てて転職する必要はありません。
四柱推命が示すこの時期の解決策は、「今の仕事の中に、あなたらしい表現や工夫を取り入れること」です。

  • 誰もが使いやすい業務マニュアルを作ってみる
  • 後輩が働きやすくなるような改善案を提案してみる
  • 長年の勘を言葉にして伝える「育成」の役割を引き受ける

あるいは、趣味や日常のなかで文章を書いたり手芸をしたりと、プライベートでクリエイティブな発散を作るのも非常に効果的です。

「私、ずっと『もう歳なのに仕事を嫌がるなんて』と自分を責めていました。でも、新しい自分に脱皮する時期が来ただけだったんですね。明日から、ずっと気になっていた業務のフォーマット作り、私が主導して変えてみようと思います」

私の言葉を聞くうちに、S子さんの肩からふっと力が抜けました。
晴れやかな顔で立ち上がったS子さんの背中は、鑑定室に来たときとは見違えるほどまっすぐ伸びていました。ただ耐えるだけの場所だと思っていた職場が、自分の経験を「表現」するための新しいキャンバスに思えてきたのです。

もしあなたも今、長く続けた仕事に突然の虚しさを感じているなら。それはあなたが怠けているのではなく、運気が次のステージへの扉を叩いている音かもしれません。
あなたの現在地を知り、新しいエネルギーの使い道を一緒に探してみませんか?いつでもご相談をお待ちしています。

朱白 好里(すはく こーり)

四柱推命鑑定士 朱白 好里

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